カテゴリ:商売評価( 7 )

入試と著作権

故郷でおこっていることに、ちょっと思うところあっての投稿。入試過去問題集から著作権の関係で長文問題の掲載が敬遠されているという記事があったが、これは残念な限り。

ひとつには、この争い方が生産的でない。著作者はどうして裁判にまで発展させるのかが分からない。自らの作品が読解問題に引用されるのはより多くの人に自分の作品に断片的なりにも触れてもらう機会として多とする面があっても良いのではないか、と思われる。無論、引用する側も無断で、というのは礼を失するというのは間違いないのだが、十分にWin-Winになりえるはずではないか、と思われるのである。実際、過去問題集で触れてオリジナルの作品に関心を持つことも多いのではないか、と思うのである。学校の教科書と同じことで、作品全部は掲載できないが、一部を掲載して少しだけ作品に触れることによって、奥の世界に興味を引き出されるという側面があるのではないか、と思う。

二つ目に、長文読解の問題の過去問って、過去問にのっていなくても害はない。陳腐な解説が加えられない方が良い、という気持ちにさせられる人も少なくない、という面ではないかと。著作者として、深みのない用いられ方、解説の加えられ方をすることに耐えられなかった、ということかという気もするが、これは問題製作者側に問題があるということになろう。長文読解力という意味では、何でもいい、というところばかりを問題にするのが不愉快、ということに起因しているのかもしれない。そりゃそうだ。問題製作者は、客観的な問題づくりを意図するわけだから、作品そのものと無関係なところを無機質に問題として取り上げる。どうしてここを問題として取り上げているのか、まったく理由はないので、作品を作品として読むよりは、ゲームのフィールドとして問題を解く方は見る。作品として取り上げられているとはいっても、こんなのは納得しがたい、という気持ちになるのもわかる気がする。

最後に、大学入試もコストはかかるけれど、長文読解、というとき、文章の一部を切り取るのではなく、本一冊、とかいう対応をすれば、この問題は解決できるのではないか。転載するのではなく、本を買わないと問題が解けない、というようにすれば、著作者は印税が入るし、問題を掲載する側もいちいち転載する必要がなくなる。問題文は本の何ページから何ページについてだったり、本を通して何が言いたいのかを問うものだったり、と。問題文を作る方も大変だけれど、あるべき姿のような気もされなくもない。入試会場にいったら、問題文、ということで本が配られた日には受験生も面食らうでしょう。コストが高くつく、ということだったら、事前に課題本ということで指定しておいて、持参させるのも一案。いや、むしろこの持参させるのはグッドアイディアかもしれない。

入試の在り方に発展させるのは飛躍と承知ながら、こんなこともきっかけに、日本の入試改革がおこると面白いなぁ、と思うのでありました。
by danpeii | 2008-05-26 14:47 | 商売評価

ちょっくら出張

a0045621_1311168.jpg今日から出張。2週間。長いのか短いのか、色んな人の話を聞けば聞くほど分からなくなる。

さて出発駅は日暮里で、ここからスカイライナーに乗って行くのだが、毎度ホームの狭さに驚かされる。少なくとも確かなのは、スーツケースを曳きながら歩くのは至難の業だということ。よくこれで鞄を落としたり、足かを踏み外す人が出ないものだと感心してしまう。手摺のない崖では皆、いつも以上に慎重になるのと同じ効果によるのだろう。昔安藤忠雄氏の建築にはこうした人間の本能を刺激する考え方が流れているような話を記事で読み、とても感心したが、この駅は全く感心できない。

JRとの駅の一体性を高める改修工事をやっているが、安全を考えれば、このホームを先ず何とかすべきように思われる。そうでなければ空港アクセスを宣伝する資格は京成電鉄にはないと思うのである。
by danpeii | 2007-01-14 13:11 | 商売評価

これはやっちゃいけない

a0045621_952648.jpg今年最初のエントリーです。もっとポジティブな内容からスタートを切りたかったところですが、たまらず書いてしまいます。

写真は今朝の通勤電車の中吊り広告。見て気持ちが悪かったので、何が原因なのか考えてしまいました。

(R25とL25の同じ広告での)同居がいけないと思います。特にこの構成、デザインはそれぞれのフリーペーパーのコンセプトの固有性や違いが損なわれており、全く興味を惹かなくなってしまっているばかりか、二人のイラストレーターの存在が雑然とした印象を与え、インパクトが完全に潰されていると思います。R25の広告であると分かるのに時間がかかりました。
何より、こういうデザインではスポンサーの製品メッセージが消滅してしまっており、広告効果は、はっきり言って無いに等しいと思うので、発行者はスポンサーのお金を浪費してしまっていると思います。

L25というのは影が薄く、存在意義が迷走していると思いますが、R25の知名度を利用して抱き合わせ販売をしたのは、逆にR25の個性やブランドイメージを潰しており、最悪のやり方だと思います。

「ホッチキスでとめたような」というのは斯くも逆効果なのかとおもうと、シナジーを出すのは、新しく作り直すよりよほど難しそうだと思い知らされます。
by danpeii | 2007-01-12 09:05 | 商売評価

日産のセンス

a0045621_234246.jpg今朝の新聞の日産の広告の一部。パット見て「面白い」と思った。キラキラと煌めくフロントグリルが宝石のようで、隣の車の全体写真(省略)を見なければ、車の一部とも気が付かない。その一部を取り出して、漆黒の背景に浮かび上がるように組み合わせたセンスは面白い。

でも、何故だか、この面白さからはこの車に対する興味は湧かない。日産という会社のコマーシャルにしていたら、もう少しストレートにメッセージが消費者に伝わるのではないかと思ってみたり。
by danpeii | 2006-11-14 23:42 | 商売評価

ドトール考

a0045621_1393042.jpg初めて携帯からブログを書きます。書きづらいので、目標とするコンパクトな文章を書くようになれるのではないかと、自らに何とはなしに浅はかな期待をしたくなったりします。読者の皆様、悪文を、以前からのことながら、引き続きご容赦下さい。

さて、表題件。携帯取材第1号はドトールです。今日の私の晩御飯サプライヤーでした。私はドトールほどバランスの良い店はないのではないかと思いますが、何故か同じビル内では、同じ時間帯のスターバックスやマクドナルドに比べ、集客に失敗しているように感じます。

スタバほど高くないのに、ほどほど美味しいコーヒーが飲め、煙草も吸える(私は吸いませんが、気持ちは理解できます)。ホットサンドの充実はスタバの比ではない。マクドの油の臭いにうなされる事なく腹を満たせる。マクドも最近はサラダに力を入れているのは遅きに失しているとは思いますが、評価は出来ると思います。でも、ドトールのサンドイッチの方が健康系な感じがします。値段はマクドといい勝負ではないかと思います。

それにも関わらず、何故なのでしょうか。私はドトールに付きまとう、中途半端なチープ感のせいだと思ってます。間取りの悪さ、インテリア、立食スタイルなのに灰皿、カップの品質、そしてその結果、単にこれまでの「さてん」の客が流れて来ているだけで、新しい客層を開拓出来ていないのだと思うわけです。その点、確かにスタバもマクドもカルチャーとして新しい客層を開拓しているなぁ、とも思うのです。

しかし商品自体は良い訳で、私としてはいろんなを意味でドトールを応援したいと思うのです。

ドトールの根性ある取り組みに期待したいと思います。
by danpeii | 2006-11-07 01:39 | 商売評価

RUNWALK

a0045621_1491551.jpg最近嵌っている靴である。会社に入って蒸れる足を守るため、ビジネスシューズは複数足の履き回しを心がけている。でもそんな時、靴のシリーズは何故か同一メーカーというように揃えてしまうことが多い。社会人になって初めはKenfordであったが、これはリーズナブルな値段でそれなりに履いた時のシルエットが良いように思っていたからだ。留学中の影響もあって、CAMPERとYANKOがとても良いと思っていたが、前者はビジネスユースに堪えないし、後者は毎日履き潰すには、少なくとも私には、やや勿体無い価格帯であった。エグゼクティブな人には超オススメである。本当に皮が柔らかくて履いた時には思わず微笑みが漏れてしまう。とっても気持ち良いのである。

そんな中、最近は我が家のボスがNEW BALANCEの良い靴を発見し、とっても快適に通勤しているところ、私もそんな靴が欲しいと思っていた最中、先日偶然銀座MATSUYAで出会ったのがASICSのWALLAGE / RUNWALKCOLE HANNのNIKE AIRというのを以前見かけたが、トータルで足に対するケアをしようというよりは、単にブランドを組み合わせただけという点で何か気持ち悪い安っぽさを感じてしまい、職人芸的な高級感に欠けている気がした。駄目。私の心にはささらなかった。このRUNWALKはすごい。履いたとき、トラッドな固いソールの靴ではなく、まさにランニングシューズのような密着感で地面を捉える。そしてぐっと体を前に押し出してくれる。これだけで5%増しで効率的に歩いている気がする。朝、電車で立っている。おお、揺れの体重移動が楽しい。そうか、スニーカーのときはこんなに楽をしていたんだな。固いトラッドソールを履いている皆さん。お疲れ様です!私はこの柔らかいスニーカーソールの革靴で快適通勤でございます!

そして気に入って履いて過ごしていた中、先日偶然銀座で買い物をしていたらこの専門の店「歩人館」に出会った。おお、一館丸ごとWALLAGEにPEDALA。楽しすぎる!!ボスも気に入ってここでかったWALLAGEを愛用。今回私がここを訪れたらばセール。たまりません。買ってしまいましたセール対象外の新製品GEL入りのものとセール対商品の初代WALLAGEの色違い。そして今日。職場の異動があり挨拶回りをしなければならないので正しくWALLAGE / RUNWALK日和。

勇んで出勤したらば、ん?何かおかしい。少し足が痛い。ドキドキ、何が起こっているのか。今更戻れないのでそのまま出勤そして挨拶まわり。全部回ったら足が痛くてたまらない。ふと足をみたらかかとが靴擦れでズルズル、血みどろ。ああ、最悪。どうりで痛いはず。日比谷公園のベンチにしゃがみこみ絆創膏を貼り付けてちょっと歩く。ましだけれど、根本的な解決になっていない。ああ、気分も萎える。買った店にいけば、何か対策を教えてくれるだろうか?と思い、すがる思いで連日銀座の歩人館に。到着して困ったことを訴えたらば、大騒ぎして「これは大変、ソールが合っていません!」と、瞬時に私の同情。カットバンはありますか?まずは靴を脱いでください、と親身な対応。そしてソールの高さ調節します、と内側の靴底を嵩上げしてくれた。そしたら見事、靴擦れポイントがかかとから外れて痛みがない。おお、流石は歩人館。どうも有難う。お代はいくら?と聞いたらば、不要ということ、また調子が悪くなったらいつでも来てくださいとの優しい言葉。素晴らしい、まさに自社製品に対する誇りと責任感。ああ、カスタマーサービス斯くあるべしのお手本のような対応だった。

靴擦れが始まってずっと続いていた製品に対する不満が解消されたどころかますますWALLAGEのファンになってしまった。松下電器のガスファンヒーター問題への対応ではないが、私の中では、WALLAGEはピンチを逆にチャンスにし、そして見事成功を収めていた。大衆相手ではないが、少なくとも私の心をぐっとわしづかみにしてくれたのであった。
by danpeii | 2006-07-04 01:46 | 商売評価

メールマガジン

最近友人の勧めがあって、『ビジ・チュ』(ビジネス・チュートリアル)に登録しました。月曜日、登録して最初のメールマガジンを受け取ったところですが、友人自身が関わっているということもあり、結構面白く読ませてもらいました。「今更人に聞けない」ビジネステーマについて解説することをメインとしているビジネスマン向けメールマガジンというのがコンセプトなのですが、私はこれに共感します。こういう感覚は結構ありますし、自分では不足している知識の確認を頻繁に行なうのは難しい中、適当にメールマガジンとして流してくれれば、自分の知っている度を気軽に測定できるので、便利、というわけです。レイアウト、構成など、正直のところを言えばまだまだ工夫の余地もあると思いましたが、開封されることを自己目的にしているようなスパムまがいのメールマガジンではなく、コンテンツもきちんとある、人に勧められる内容となっていると思いました。

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by danpeii | 2006-03-12 01:46 | 商売評価

マイペース、お気楽、ノン・タイムリー日記
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