光のトンネルを抜けて

年末、東京駅付近を仕事を早めに終えてからウロウロすることがあった。年末年始に海外で過ごす予定であったため、お土産を入手するために、私の好きな東京駅のデパートに行ったのだが、目的のブツ(瓶入りコカコーラ)を見つけることが出来なかったので、有楽町の別の店(そこにも無かったので、ひとまず諦めた)に向かったところ、おもむろに今年で東京ミレナリオが暫く休止に入ることを思い出し、パートナーの同行も頼めない中、已む無く一人で通り抜けてみることにした。
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直後、猛烈に後悔。人混みは良いのだが、一人で行く所ではなかった。皆、老若男女幸せそうな顔でイルミネーションに顔を照らされていた。実際、回りと自分の境遇を比較さえしなければ、光の芸術とそのやわらかな熱線に癒しさえ感じさせられるものがあった。無論、そうした瞬間的な癒しの直後、嬌声により現実に引き戻され、私は何か観察する点はないかと思いをめぐらせることに向けるのであった。妄想を膨らませている間にメインゲートに近づいてきたので目を凝らすと、何だかユラユラ。そう、人混みの熱気・湿気と外気の寒さと乾燥の差により陽炎が発生していたのだ。どれほどの人が集まっていたか想像できよう(因みに期間中約300万人の来場者があるようです)。なお、玄関がやはり顔ということで注目されますが、有楽町側の最後の広場のように囲っている地点も捨てがたいです。

さて、そんなミレナリオを通り抜けた後、目的のブツを入手するため、最後に思いついたのがオシャレなショットバーでの高額買取。有楽町~日比谷界隈のお気に入りバーで、この日はウィスキーを頂戴する。普段ワインばかり飲みつけているのでどんな銘柄がどんな味がするのか皆目検討がつかず、マスターに選んでもらうことに。そこで呑んだのがコレ。ウィスキーの味はあまり分からないのだが、これは非常に強くて美味しかった。しかも私にしては珍しく後に残らず、爽快。その後、家にも別のものだが、ウィスキーボトルを置くことになり、お酒の新しい境地が開けた思いがしたのでした。
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by danpeii | 2005-12-27 22:50 | 四季徒然

マイペース、お気楽、ノン・タイムリー日記
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