位田会2006

大学のゼミ会に出席してきた。このゼミ会は教授がご夫人と一緒に開催しているようなところがあり(教授の口癖はご夫人に対して、「主人はこちらです」というもの。奥様は小児科医をされていらっしゃるのです。)、先輩もご家族で出席されていらしゃることもあり、位田ファミリーということになっている。私も昨年は婚約者ということでボスの出席を得たのだが、教授ご夫妻の大歓迎を受けたところ。今年はボス多忙につき一人で参加してきた。

今年の出席人数は25人ほど。1期生から18期生まで。現役生は来ていなかった。大学のゼミが半期ゼミになったので、丁度この時期は「現役で所属している」というゼミ生がいなくなったのであろうか。通年の授業が多いから、いろんなことに手を出せるのが魅力の大学であったと思っていたが、そういう時代でもないらしい。リクルーター活動というわけではないが、同じゼミを選択した後輩から就職観を聞き出したり、就職相談にのったりするのもゼミ会に出席する一つの楽しみであったが、今年はそういうのはなかった。ここ数年そういうのがないような気がする。大学に大きな変化が起こっていて、それは学生のビヘイビアーに大きな変革をもたらしているようであることを再確認する。その変革は一つに大学が大学法人となり、経営されることが求められるようになるとともに、学生を管理するようになったこと(半期毎の試験導入、休学制度の厳格化など)、ロースクール制度が導入され、学部学生の生活態様が変わったことが大きく関わっていることは間違いないと思われるところだが、学生の雰囲気がこれほどまでも変わるものだろうか、と少し不思議に思うところもある。(制度的な変革というと、自分の会社もまさにそうした真っ只中におかれつつあるが、この変革も職員のメンタリティに予想されないような変革をもたらすのだろうか、などと想像を巡らしてしまう。変革の中では、まさに個人の意識の強靭さが試されるのではないか、などと精神論的なことに思いを巡らされる。)

いずれにせよ、ほとんどがOB・OGであり、あまり就職相談的なところはなかった。むしろOB・OG同士の情報交換、近況報告が中心。この位田会が何か機能を持っているといえども、人と人とをつなぐ会はいろんな目的をもって皆が集まっており、またいろんな目的を同時に満たすようなところがある。サークルと違って、何か機能追及されているのか、と勘違いしていたところがあったなぁと自嘲。毎年毎年顔を出していくうちに、思うところが変わるのが面白い。定期的であることが重要。私にとっては、ある視点から自らを一年に一回振り返り充電するタイミングになっているのではないか。二次会はいつもレストランの入っているビルの1階にある喫茶店で甘い物を食べることになっている。教授は甘党で有名な人である。二次会では国際会議と国際法というテーマに華を咲かせ、ああだこうだという議論を楽しんだ。また来年が楽しみだ。
by danpeii | 2006-03-05 23:30 | 私的社会

マイペース、お気楽、ノン・タイムリー日記
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